ご供養について
当山では
・ ご先祖様の供養
・ 大切な故人さまの供養
・ 水子供養
などを行っております。
下記に『ご供養を行う意義』を掲載しております。
是非、ご覧ください。
なぜ、供養をするのか
何故、私たちはご先祖様や亡くなった大切な家族をご供養をするのでしょうか。それには大きく三つの意味があります。
①ご先祖様に支えられて生きているから
私たちの命は当然ながら私たちだけのものではありません。
ですが心のどこかで
「自分の命は自分のものだ」
と勘違いしている人が多くいらっしゃいます。
そうではいけませんね。
私たちには『両親』がいて『祖父母』がいて『ご先祖さま』がいらっしゃいます。ではそんなご先祖様は、私たち一人一人に何人いらっしゃるでしょうか。なんと、10代遡ると1024人、20代遡ると100万人を超えるご先祖さまがいらっしゃいます。もし、これだけ沢山のご先祖のうち一人でも欠けていたら、皆さんの命は存在しておりません。私たちの命はそれだけ長く、大切に受け継がれてきた命です。だからこそ私たちは『ご先祖さま』に感謝をしなくてはいけないのです。
②命は限りあるものだと気づかせてくれる
この世には不老不死の薬は存在しません。生き物はみな、生まれたら死が訪れます。それなのに、私たちは心のどこかで死を拒絶し、蓋をしてしまいます。しかし命は有限です。限りがあります。だからこそ、ご供養の場を通してご先祖さまや大切な故人さまの死を通し、「自分にもいずれ死が訪れてしまうんだな。では、残された自分の命をどう使っていこうか、世のために人のため、家族のためにどう使っていこうか」と考えることにより、命はもっと輝いてくるのではないでしょうか。命に限りはありますが、命の輝きには限りがありません。皆さんがご供養を通して、ますます充実した人生を送られることを切に願っております。みなさまが充実した一日を送り、幸せに生きることもご先祖さまへの恩返しになります。
③ご先祖さまの修行を助けるため
実は、仏さまは仏さまとなって終わりではありません。お釈迦様のように生きとし生ける全ての人々をお守りする徳の高い仏さまとなるべく、修行を行います。その修行を後押しするのが『追善供養』なのです。みなさんの感謝と祈りの功徳、そして私たち僧侶がお唱えするお経の功徳によって、段々と仏さまとしての境地が高まります。みなさまがお墓参りをしたり、お仏壇に手を合わせたりと大切にすればするほど、仏さまとしての位が高くなり、みなさまをお守りする力が強くなります。ご先祖さまはいつも温かく見守ってくれています。これからも大切にしていただきたいと思います。
以上3つがご供養を行う大きな理由になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。